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巻四巻|秋上
巻四巻|秋上 全巻
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トピックのレビュー: 巻四巻|秋上 全巻
引用 writer
里は荒れ
人は古りにし
宿なれや
庭も籬も
秋の野らなる
(248)
里は荒れ
人は古りにし
宿なれや
庭も籬も
秋の野らなる
(248)
引用 writer
月草に
衣は摺らむ
朝露に
濡れて後は
移ろひぬとも
(247)
月草に
衣は摺らむ
朝露に
濡れて後は
移ろひぬとも
(247)
引用 writer
百草の
花の紐解く
秋の野を
思ひ戯れむ
人な咎めそ
(246)
百草の
花の紐解く
秋の野を
思ひ戯れむ
人な咎めそ
(246)
引用 writer
緑なる
ひとつ草とぞ
春は見し
秋はいろいろの
花にぞありける
(245)
緑なる
ひとつ草とぞ
春は見し
秋はいろいろの
花にぞありける
(245)
引用 writer
我のみや
あはれと思はむ
きりぎりす
鳴く夕影の
大和撫子
(244)
我のみや
あはれと思はむ
きりぎりす
鳴く夕影の
大和撫子
(244)
引用 writer
秋の野の
草の手もとや
花薄
穂に出でて招く
袖と見ゆらむ
(243)
秋の野の
草の手もとや
花薄
穂に出でて招く
袖と見ゆらむ
(243)
引用 writer
今よりは
植ゑてだに見し
花薄
穂に出づる秋は
侘びしかりけり
(242)
今よりは
植ゑてだに見し
花薄
穂に出づる秋は
侘びしかりけり
(242)
引用 writer
主知らぬ
香こそ匂へれ
秋の野に
誰抜き掛けし
淵袴ぞも
(241)
主知らぬ
香こそ匂へれ
秋の野に
誰抜き掛けし
淵袴ぞも
(241)
引用 writer
宿りせし
人の形見か
淵袴
忘られ難き
香に匂ひつつ
(240)
宿りせし
人の形見か
淵袴
忘られ難き
香に匂ひつつ
(240)
引用 writer
何人か
来て抜き掛けし
淵袴
来る秋ごとに
野辺を匂はす
(239)
何人か
来て抜き掛けし
淵袴
来る秋ごとに
野辺を匂はす
(239)
引用 writer
花に飽かで
なに帰るらむ
女郎花
多かる野辺に
寝なましものを
(238)
花に飽かで
なに帰るらむ
女郎花
多かる野辺に
寝なましものを
(238)
引用 writer
女郎花
後ろめたくも
見ゆるかな
荒れたる宿に
ひとり立てれば
(237)
女郎花
後ろめたくも
見ゆるかな
荒れたる宿に
ひとり立てれば
(237)
引用 writer
ひとりのみ
眺むるよりは
女郎花
我が住む宿に
植ゑて見ましを
(236)
ひとりのみ
眺むるよりは
女郎花
我が住む宿に
植ゑて見ましを
(236)
引用 writer
人の見る
ことや苦しき
女郎花
秋霧にのみ
立ち隠るらむ
(235)
人の見る
ことや苦しき
女郎花
秋霧にのみ
立ち隠るらむ
(235)
引用 writer
女郎花
吹き過ぎて来る
秋風は
目には見えねど
香こそ知るけれ
(234)
女郎花
吹き過ぎて来る
秋風は
目には見えねど
香こそ知るけれ
(234)
引用 writer
妻恋ふる
鹿ぞ鳴くなる
女郎花
己が住む野の
花と知らずや
(233)
妻恋ふる
鹿ぞ鳴くなる
女郎花
己が住む野の
花と知らずや
(233)
引用 writer
高秋に
あらぬものゆゑ
女郎花
なぞ色に出でて
またき移ろふ
(232)
高秋に
あらぬものゆゑ
女郎花
なぞ色に出でて
またき移ろふ
(232)
引用 writer
秋ならで
逢ふことかたき
女郎花
天の河原に
生ひぬものゆゑ
(231)
秋ならで
逢ふことかたき
女郎花
天の河原に
生ひぬものゆゑ
(231)
引用 writer
女郎花
秋の野風に
打ちなびき
心ひとつを
誰に寄すらむ
(230)
女郎花
秋の野風に
打ちなびき
心ひとつを
誰に寄すらむ
(230)
引用 writer
女郎花
多かる野辺に
宿りせば
あやなく仇の
名をや立てなむ
(229)
女郎花
多かる野辺に
宿りせば
あやなく仇の
名をや立てなむ
(229)
引用 writer
秋の野に
宿りはすべし
女郎花
名を睦ましみ
旅ならなくに
(228)
秋の野に
宿りはすべし
女郎花
名を睦ましみ
旅ならなくに
(228)
引用 writer
女郎花
憂しと見つつぞ
行き過ぐる
男山にし
立てりと思へば
(227)
女郎花
憂しと見つつぞ
行き過ぐる
男山にし
立てりと思へば
(227)
引用 writer
名にめでて
折れるばかりぞ
女郎花
我落ちにきと
人に語るな
(226)
名にめでて
折れるばかりぞ
女郎花
我落ちにきと
人に語るな
(226)
引用 writer
秋の野に
置く白露は
玉なれや
貫き懸くる
蜘蛛の糸筋
(225)
秋の野に
置く白露は
玉なれや
貫き懸くる
蜘蛛の糸筋
(225)
引用 writer
萩が花
散るらむ小野の
露霜に
濡れてを行かむ
小夜は更くとも
(224)
萩が花
散るらむ小野の
露霜に
濡れてを行かむ
小夜は更くとも
(224)
引用 writer
折りて見ば
落ちぞしぬべき
秋萩の
枝もたわわに
置ける白露
(223)
折りて見ば
落ちぞしぬべき
秋萩の
枝もたわわに
置ける白露
(223)
引用 writer
萩の露
玉に貫かむと
取れば消ぬ
よし見む人は
枝ながら見よ
(222)
萩の露
玉に貫かむと
取れば消ぬ
よし見む人は
枝ながら見よ
(222)
引用 writer
鳴き渡る
雁の涙や
落ちつらむ
物思ふ宿の
萩の上の露
(221)
鳴き渡る
雁の涙や
落ちつらむ
物思ふ宿の
萩の上の露
(221)
引用 writer
秋萩の
下葉色づく
今よりや
ひとりある人の
寝ね難にする
(220)
秋萩の
下葉色づく
今よりや
ひとりある人の
寝ね難にする
(220)
引用 writer
秋萩の
ふる枝に咲ける
花見れば
本の心は
忘れざりけり
(219)
秋萩の
ふる枝に咲ける
花見れば
本の心は
忘れざりけり
(219)
引用 writer
秋萩の
花咲きにけり
高砂の
尾上の鹿は
今や鳴くらむ
(218)
秋萩の
花咲きにけり
高砂の
尾上の鹿は
今や鳴くらむ
(218)
引用 writer
秋萩を
しがらみ伏せて
鳴く鹿の
目には見えずて
音のさやけさ
(217)
秋萩を
しがらみ伏せて
鳴く鹿の
目には見えずて
音のさやけさ
(217)
引用 writer
秋は来ぬ
うら悲れをれば
葦引きの
山下とよみ
鹿の鳴くらむ
(216)
秋は来ぬ
うら悲れをれば
葦引きの
山下とよみ
鹿の鳴くらむ
(216)
引用 writer
奥山に
紅葉踏み分け
鳴く鹿の
声聞く時ぞ
秋は悲しき
(215)
奥山に
紅葉踏み分け
鳴く鹿の
声聞く時ぞ
秋は悲しき
(215)
引用 writer
山里は
秋こそ殊に
侘びしけれ
鹿の鳴く音に
目を覚ましつつ
(214)
山里は
秋こそ殊に
侘びしけれ
鹿の鳴く音に
目を覚ましつつ
(214)
引用 writer
憂きことを
思ひ連ねて
雁が音の
鳴きこそ渡れ
秋の夜な夜な
(213)
憂きことを
思ひ連ねて
雁が音の
鳴きこそ渡れ
秋の夜な夜な
(213)
引用 writer
秋風に
声をほに上げ
来る舟は
天の渡る
雁にぞありける
(212)
秋風に
声をほに上げ
来る舟は
天の渡る
雁にぞありける
(212)
引用 writer
夜を寒み
衣借り雁
鳴くなべに
萩の下葉も
移ろひにけり
(211)
夜を寒み
衣借り雁
鳴くなべに
萩の下葉も
移ろひにけり
(211)
引用 writer
春霞
かすみて往にし
雁が音は
今ぞ鳴くなる
秋霧の上に
(210)
春霞
かすみて往にし
雁が音は
今ぞ鳴くなる
秋霧の上に
(210)
引用 writer
いとはやも
鳴きぬる雁か
白露の
色取る木々も
紅葉あへなくに
(209)
いとはやも
鳴きぬる雁か
白露の
色取る木々も
紅葉あへなくに
(209)
引用 writer
我が門に
稲負ほせ鳥の
鳴くなべに
今朝吹く風に
雁は来にけり
(208)
我が門に
稲負ほせ鳥の
鳴くなべに
今朝吹く風に
雁は来にけり
(208)
引用 writer
秋風に
初雁が音ぞ
聞こゆなる
高玉づさを
かけて来つらむ
(207)
秋風に
初雁が音ぞ
聞こゆなる
高玉づさを
かけて来つらむ
(207)
引用 writer
待つ人に
あらぬものから
初雁の
今朝鳴く声の
珍しきかな
(206)
待つ人に
あらぬものから
初雁の
今朝鳴く声の
珍しきかな
(206)
引用 writer
ひぐらしの
鳴く山里の
夕暮れは
風よりほかに
訪ふ人もなし
(205)
ひぐらしの
鳴く山里の
夕暮れは
風よりほかに
訪ふ人もなし
(205)
引用 writer
ひぐらしの
鳴きつるなべに
日は暮れぬ
と思ふは山の
影にぞありける
(204)
ひぐらしの
鳴きつるなべに
日は暮れぬ
と思ふは山の
影にぞありける
(204)
引用 writer
紅葉葉の
散りて積もれる
我が宿に
誰を松虫
ここら鳴くらむ
(203)
紅葉葉の
散りて積もれる
我が宿に
誰を松虫
ここら鳴くらむ
(203)
引用 writer
秋の野に
人松虫の
声すなり
我かと行きて
いざ問はまし
(202)
秋の野に
人松虫の
声すなり
我かと行きて
いざ問はまし
(202)
引用 writer
秋の野に
道も惑ひぬ
松虫の
声する方に
宿や借らまし
(201)
秋の野に
道も惑ひぬ
松虫の
声する方に
宿や借らまし
(201)
引用 writer
君しのぶ
草にやつるる
故郷は
松虫の音ぞ
悲しかりける
(200)
君しのぶ
草にやつるる
故郷は
松虫の音ぞ
悲しかりける
(200)
引用 writer
秋の夜は
露こそ殊に
寒からし
草むらごとに
虫の侘ぶれば
(199)
秋の夜は
露こそ殊に
寒からし
草むらごとに
虫の侘ぶれば
(199)
引用 writer
秋萩も
色づきぬれば
きりぎりす
我が寝ぬことや
夜は悲しき
(198)
秋萩も
色づきぬれば
きりぎりす
我が寝ぬことや
夜は悲しき
(198)
引用 writer
秋の夜の
明くるも知らず
鳴く虫は
我がことものや
悲しかるらむ
(197)
秋の夜の
明くるも知らず
鳴く虫は
我がことものや
悲しかるらむ
(197)
引用 writer
蟋蟀
いたくな鳴きそ
秋の夜の
長き思ひは
我ぞ増される
(196)
蟋蟀
いたくな鳴きそ
秋の夜の
長き思ひは
我ぞ増される
(196)
引用 writer
秋の夜の
月の光
し明ければ
暗ふの山も
越えぬべらなり
(195)
秋の夜の
月の光
し明ければ
暗ふの山も
越えぬべらなり
(195)
引用 writer
久方の
月の桂も
秋はなほ
もみづすればや
照り増さるらむ
(194)
久方の
月の桂も
秋はなほ
もみづすればや
照り増さるらむ
(194)
引用 writer
月見れば
千々に物こそ
悲しけれ
我が身ひとつの
秋にはあらねど
(193)
月見れば
千々に物こそ
悲しけれ
我が身ひとつの
秋にはあらねど
(193)
引用 writer
小夜中と
夜は更けぬらし
雁が音の
聞こゆる空に
月渡る見ゆ
(192)
小夜中と
夜は更けぬらし
雁が音の
聞こゆる空に
月渡る見ゆ
(192)
引用 writer
白雲に
羽根打ち交はし
飛ぶ雁の
数さへ見ゆる
秋の夜の月
(191)
白雲に
羽根打ち交はし
飛ぶ雁の
数さへ見ゆる
秋の夜の月
(191)
引用 writer
かくばかり
惜しと思ふ夜を
いたづらに
寝て明かすらむ
人さへぞ憂き
(190)
かくばかり
惜しと思ふ夜を
いたづらに
寝て明かすらむ
人さへぞ憂き
(190)
引用 writer
いつはとは
時は分かねど
秋の夜ぞ
物思ふことの
限りなりける
(189)
いつはとは
時は分かねど
秋の夜ぞ
物思ふことの
限りなりける
(189)
引用 writer
ひとり寝る
床は草葉に
あらねども
秋来る宵は
露けかりけり
(188)
ひとり寝る
床は草葉に
あらねども
秋来る宵は
露けかりけり
(188)
引用 writer
物ごとに
秋ぞ悲しき
もみちつつ
移ろひ行くを
限りと思へば
(187)
物ごとに
秋ぞ悲しき
もみちつつ
移ろひ行くを
限りと思へば
(187)
引用 writer
我がために
来る秋にしも
あらなくに
虫の音聞けば
待つぞ悲しき
(186)
我がために
来る秋にしも
あらなくに
虫の音聞けば
待つぞ悲しき
(186)
引用 writer
大方の
秋来るからに
我が身こそ
悲しきものと
思ひ知りぬれ
(185)
大方の
秋来るからに
我が身こそ
悲しきものと
思ひ知りぬれ
(185)
引用 writer
この間より
漏り来る月の
影見れば
心尽くしの
秋は来にけり
(184)
この間より
漏り来る月の
影見れば
心尽くしの
秋は来にけり
(184)
引用 writer
今日よりは
今来む年の
昨日をぞ
いつしかとのみ
待ち渡るべき
(183)
今日よりは
今来む年の
昨日をぞ
いつしかとのみ
待ち渡るべき
(183)
引用 writer
今はとて
別るる時は
天の川
渡らぬ先に
袖ぞひぢぬる
(182)
今はとて
別るる時は
天の川
渡らぬ先に
袖ぞひぢぬる
(182)
引用 writer
今宵来む
人には逢はじ
棚機の
久しきほどに
待ちもこそすれ
(181)
今宵来む
人には逢はじ
棚機の
久しきほどに
待ちもこそすれ
(181)
引用 writer
織女に
貸しつる糸の
打ちはへて
年の緒長く
恋ひや渡らむ
(180)
織女に
貸しつる糸の
打ちはへて
年の緒長く
恋ひや渡らむ
(180)
引用 writer
年ごとに
逢ふとはすれど
棚機の
寝る夜の数ぞ
少なかりける
(179)
年ごとに
逢ふとはすれど
棚機の
寝る夜の数ぞ
少なかりける
(179)
引用 writer
契りけむ
心ぞつらき
棚機の
年に一たび
逢ふは逢ふかは
(178)
契りけむ
心ぞつらき
棚機の
年に一たび
逢ふは逢ふかは
(178)
引用 writer
天の川
浅瀬白浪
たどりつつ
渡り果てねば
明けぞしにける
天の川
浅瀬白浪
たどりつつ
渡り果てねば
明けぞしにける
引用 writer
恋ひ恋ひて
逢ふ夜は今宵
天の川
霧立ち渡り
明けずもあらなむ
恋ひ恋ひて
逢ふ夜は今宵
天の川
霧立ち渡り
明けずもあらなむ
引用 writer
天の川
紅葉を橋に
渡せばや
棚機つ女の
秋をしも待つ
天の川
紅葉を橋に
渡せばや
棚機つ女の
秋をしも待つ
引用 writer
久方の
天の河原の
渡し守
君渡りなば
梶隠してよ
久方の
天の河原の
渡し守
君渡りなば
梶隠してよ
引用 writer
秋風の
吹きにし日より
久方の
天の河原に
絶たぬ日はなし
秋風の
吹きにし日より
久方の
天の河原に
絶たぬ日はなし
引用 writer
昨日こそ
早苗取りしか
いつのまに
稲葉そよぎて
秋風の吹く
昨日こそ
早苗取りしか
いつのまに
稲葉そよぎて
秋風の吹く
引用 writer
我が背子が
衣の裾を
吹き返し
うらめづらしき
秋の初風
我が背子が
衣の裾を
吹き返し
うらめづらしき
秋の初風
引用 writer
川風の
涼しくもあるか
打ち寄する
浪とともにや
秋は立つらむ
川風の
涼しくもあるか
打ち寄する
浪とともにや
秋は立つらむ
引用 writer
秋来ぬと
目にはさやかに
見えねども
風の音にぞ
おどろかれぬる
秋来ぬと
目にはさやかに
見えねども
風の音にぞ
おどろかれぬる
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